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月別アーカイブ: 2025年5月

野菜くずを活用したエコな暮らし術

ミウラ農場、更新担当の岡です。

本日は「野菜の知恵袋」第6回をお届けします。
今回のテーマは**「野菜くずを活用したエコな暮らし術」**です。

料理をしていると必ず出る“野菜くず”。皮やヘタ、芯など、これまでは当たり前のように捨てていた部分にも、実は活用法がたくさんあります。ちょっとした工夫でごみを減らせるだけでなく、環境にも家計にもやさしい生活ができるんです。今回は、野菜くずを活用した実践アイデアをご紹介します。


1. 野菜くずで作る「ベジブロス(野菜だし)」

使うのは、にんじんの皮や玉ねぎの外皮、キャベツの芯、しいたけの軸、セロリの葉など。

作り方

  1. 清潔な容器に野菜くずをまとめて保存(冷蔵または冷凍)

  2. 鍋に水と野菜くずを入れ、弱火で30分ほど煮出す

  3. ざるでこして完成

塩や油を加えずに煮出すことで、スープやカレー、煮物などどんな料理にも使える自然派だしになります。野菜の旨みがぎゅっと詰まったベジブロスは、減塩にもなって健康的です。


2. 野菜くずで「再生栽培(リボベジ)」に挑戦

野菜くずから再び野菜を育てる「リボーンベジタブル=リボベジ」は、簡単で見た目も楽しいエコ習慣です。

再生しやすい野菜例

  • ねぎや小松菜の根元部分:水に浸けておくと再び葉が伸びてきます

  • にんじんや大根のヘタ:葉が再生し、サラダや薬味に使えます

  • 豆苗:一度刈り取った後も再び伸びてきます(2〜3回収穫可能)

毎日少しずつ伸びる様子を観察するのも楽しく、家庭菜園の第一歩にもおすすめです。


3. 野菜の皮を「おやつやふりかけ」に変身

捨ててしまいがちな皮にも栄養や風味がたっぷり詰まっています。ちょっと手を加えるだけで、おいしく食べることができます。

ごぼうやにんじんの皮チップス

  • 皮をよく洗って、細長く切る

  • オーブンやトースターでカリッと焼く(油で軽く炒めてもOK)

  • 塩やカレー粉で味付けしておやつに

だいこん・にんじんの皮ふりかけ

  • 細かく刻み、しょうゆ・みりんで甘辛く炒める

  • ごまやじゃこを加えると栄養バランスもアップ

お弁当のおかずやご飯のおともにぴったりの一品になります。


4. 野菜くずを「たい肥」にしてベランダ菜園に

家庭で出る野菜くずを堆肥化すれば、肥料として活用できます。

簡単コンポストの始め方

  • バケツや専用容器に生ごみを入れ、土やぬかと混ぜる

  • 空気を入れながら1〜2週間熟成させると、栄養たっぷりのたい肥が完成

  • ベランダ菜園や花のプランターに混ぜて使う

生ごみが減って、土も元気になる一石二鳥の活用法です。


5. まとめ

  • 野菜くずは「ごみ」ではなく「資源」

  • ベジブロスやリボベジなど、手軽に実践できる方法がたくさん

  • 食材を最後まで使い切ることで、環境にも家計にもやさしい暮らしが実現

毎日の料理にちょっとしたひと手間を加えるだけで、より豊かな食生活を送ることができます。

次回の「野菜の知恵袋」第7回では、**「季節ごとの野菜の選び方と楽しみ方」**をテーマにお届けします。どうぞお楽しみに。

野菜を使った手作り調味料アイデア

 

ミウラ農場、更新担当の岡です。

本日は「野菜の知恵袋」第5回をお届けします。
今回のテーマは**「野菜を使った手作り調味料アイデア」**です。

日々の料理に欠かせない調味料。実は、身近な野菜を使って、簡単にオリジナルの調味料が作れることをご存じですか?
香りや風味、栄養もプラスされて、いつもの料理がワンランクアップ。今回は、家庭で気軽に作れる野菜を使った調味料をご紹介します。


1. 玉ねぎドレッシング

甘みと旨みの強い玉ねぎは、調味料に最適な野菜です。

材料(作りやすい分量)

  • 玉ねぎ:1/2個

  • 酢:大さじ3

  • 醤油:大さじ2

  • サラダ油(またはオリーブオイル):大さじ2

  • 砂糖:小さじ1

作り方

  1. 玉ねぎをすりおろすか、みじん切りにしておく

  2. 材料すべてを混ぜ合わせる

  3. 冷蔵庫で保存し、数時間おくと味がなじんで美味しくなる

サラダはもちろん、冷ややっこや蒸し鶏、焼き魚にもよく合います。


2. にんじん味噌だれ

にんじんの自然な甘さと味噌のコクが相性抜群の万能だれです。

材料

  • にんじん:1/2本

  • 味噌:大さじ2

  • みりん:大さじ1

  • 砂糖:小さじ1

  • 水:大さじ2

作り方

  1. にんじんをすりおろす

  2. 鍋にすべての材料を入れ、弱火で煮る

  3. とろみがついたら完成

野菜スティックのディップや、ご飯のお供にぴったりです。


3. ピーマンのペーストソース

余りがちなピーマンを使った、栄養たっぷりのペーストソース。パンにもパスタにも使えます。

材料

  • ピーマン:2個

  • にんにく:1かけ

  • オリーブオイル:大さじ2

  • 塩:小さじ1/2

  • こしょう:少々

作り方

  1. ピーマンを細かく切り、フライパンでにんにくと一緒に炒める

  2. 少し冷ましてからミキサーでペースト状にする

クセの少ない味なので、トーストに塗ったり、パスタに和えるのもおすすめです。


4. トマトの万能ソース

トマトの旨味を凝縮したソースは、洋風にも和風にも使えます。

材料

  • トマト(完熟):2個

  • 玉ねぎ:1/4個

  • にんにく:1かけ

  • オリーブオイル:大さじ1

  • 塩:小さじ1/2

  • こしょう:少々

作り方

  1. トマトは湯むきしてざく切り、玉ねぎ・にんにくはみじん切りに

  2. フライパンで材料をすべて炒め、弱火で煮詰める(約10分)

冷蔵庫で3〜4日保存可能。パスタ、ピザ、スープ、魚料理のソースとして大活躍します。


5. 野菜調味料の保存のコツ

  • 清潔な密閉容器に入れて冷蔵保存

  • 3〜5日以内に使い切る

  • 冷凍保存も可能(製氷皿で小分けにして凍らせると便利)


まとめ

  • 野菜は調味料にすることで、風味も栄養もアップ

  • 簡単な材料と手順で、自家製ソースやドレッシングが作れる

  • 食事のバリエーションも広がり、減塩や無添加にもつながる

料理のアクセントに、手作りの「野菜調味料」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

次回の「野菜の知恵袋」第6回では、**「野菜くずを活用したエコな暮らし術」**をテーマにお届けします。どうぞお楽しみに。