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寒玉キャベツとは ― 冬の大地が育てる“甘みの極み”

皆さんこんにちは!

 

岩手県岩手郡を拠点に冬玉キャベツを栽培している

ミウラ農場、更新担当の富山です。

 

 

 

寒玉キャベツとは ― 冬の大地が育てる“甘みの極み”

 

 

 


冬に強いキャベツ、それが「寒玉」

 

「寒玉キャベツ」は、冬の寒さに耐えながらじっくり育つキャベツの品種。
寒さにあたることで糖度が増し、生でも甘いのが特徴です。

その名の通り、“寒さの玉”と書く寒玉キャベツ。
外側の葉はしっかり厚く、中の葉はきめ細やかで柔らかい。
まるで自然が時間をかけて熟成させた“冬のごちそう”です。


❄️ 寒さが生む、特別な甘さ

 

寒玉キャベツの一番の魅力は、低温が作り出す糖の濃縮
冬の畑では昼夜の温度差が大きく、
日中に光合成で作られた養分を夜間に溜め込むことで、葉の中の糖度が高まります。

霜が降りるころには、キャベツの内部がまるで果物のように甘くなり、
生で食べてもシャキシャキして柔らかい。
鍋や炒め物に入れると、熱でさらに甘みが引き立ちます。


外葉と中身、それぞれの役割

 

外側の濃い緑の葉は、寒さから内側を守る“鎧”のような存在。
この厚みのおかげで、中心部は凍ることなく養分を蓄えることができます。
そして中の白い部分は、甘みが凝縮された“芯”のような味わい。

おすすめの食べ方

  • 千切りサラダで甘みをストレートに味わう

  • ロールキャベツで煮込んでも型崩れしにくい

  • 鍋料理でスープに自然の甘さをプラス


出荷と選び方のポイント

 

寒玉キャベツは、葉の巻きがしっかりしていて重みのあるものが良品です。
持ったときに“ずっしり”とした感触があれば、それは中までぎゅっと詰まっている証拠。
外葉が鮮やかな緑で、切り口が白く乾いていないものを選びましょう。

農家では出荷前に糖度計でチェックを行い、
納得できる甘みが出たものだけを市場へ送り出します。
その厳しい基準が、寒玉キャベツのブランド力を支えているのです。


栽培のこだわり

 

寒玉キャベツは、生育に時間がかかる分、畑の管理が非常に重要です。
水の与えすぎは根腐れの原因となり、
逆に乾燥しすぎると葉が固くなる。
農家は天候を見極め、1日ごとに潅水や施肥を調整します。

また、冬の風に耐えるための根張りの強い苗選びもポイント。
強い苗ほど寒さに負けず、締まりのある玉に育ちます。


まとめ ― 冬のごちそう、寒玉キャベツ

 

特徴 内容
甘み 低温で糖度が上がる
食感 しっかりしていて柔らかい
保存性 外葉が強く日持ちが良い
料理適性 生でも加熱でもおいしい

 

ひとことで言えば…

寒玉キャベツは、冬の大地がじっくり育てた“甘みの宝石”。
手間と寒さを乗り越えて育つその姿こそ、農家の誇りです。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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岩手県岩手郡を拠点に冬玉キャベツを栽培しております。

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