ブログ|株式会社ミウラ農場

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寒玉キャベツへのこだわり ~甘みと巻きの美しさを届ける~ ✨

皆さんこんにちは!

 

岩手県岩手郡を拠点に冬玉キャベツを栽培している

ミウラ農場、更新担当の富山です。

 

 

 

寒玉キャベツへのこだわり

~甘みと巻きの美しさを届ける~ ✨

高原キャベツとも呼ばれる寒玉 ️

 

寒玉キャベツは、春に種をまき、夏から秋に収穫される品種。

冷涼な高原で栽培されることから「高原キャベツ」とも呼ばれています。

この環境が生む寒玉キャベツは、ぎゅっと締まった葉と、噛んだときに感じる強い甘みが魅力。

普通のキャベツと比べて煮込み料理に向いているのも特徴です。


巻きの良さと甘みの強さ

 

寒玉キャベツの大きな特徴は、その美しい巻き。


葉が何層にも重なり、まるで芸術作品のように整った形になります。

しかも加熱すると甘みがさらに引き立ち、スープや煮物にすれば旨みが溶け出して料理全体を引き立ててくれます。

ロールキャベツやポトフには欠かせない存在です。


一玉ごとの丁寧な管理 ‍‍

 

ミウラ農場ではキャベツを大量に育てるだけではなく、一玉一玉を丁寧に管理しています。


葉の巻き具合や色合い、硬さなどを日々観察し、最適なタイミングで収穫。

「今日が一番美味しい」という瞬間を逃さないよう、スタッフ全員が責任を持って畑と向き合っています。


安心・安全へのこだわり

 

消費者に直接届くからこそ、農薬の使用は必要最低限に抑え、自然に寄り添った栽培を行っています。


「安心して食べてもらいたい」という思いがあるからこそ、見えない部分にもこだわりを徹底しています。


食卓に笑顔を届けたい

 

キャベツを口にしたときに「甘い!」「美味しい!」と笑顔になってもらうこと

――それが私たちの最大の喜びです。


その笑顔のために、寒玉キャベツづくりには日々の努力と工夫が込められています。


雑学:キャベツと健康

 

寒玉キャベツには胃に優しい「キャベジン」が含まれています。
この成分は胃潰瘍や胸やけを防ぐ働きがあり、古くから「胃の薬」としても重宝されてきました。
キャベツの甘みと健康効果は、まさに自然からの贈り物です。


まとめ ✨

 

寒玉キャベツは、自然環境と人の情熱が合わさって生まれる“作品”のような野菜です。


美しい巻きと強い甘み、そして安心して食べられる安全性

――これらすべてにこだわることで、全国の食卓に「笑顔」と「健康」を届けています。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

ミウラ農場では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

岩手県岩手郡を拠点に冬玉キャベツを栽培しております。

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

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栽培環境の魅力 ~岩手の大地が育む野菜~ 🌱🍃

皆さんこんにちは!

 

岩手県岩手郡を拠点に冬玉キャベツを栽培している

ミウラ農場、更新担当の富山です。

 

 

 

栽培環境の魅力

~岩手の大地が育む野菜~ 🌱🍃

豊かな自然に囲まれた岩手町 🏞️

 

株式会社ミウラ農場がある岩手郡岩手町は、冷涼な気候と肥沃な土地に恵まれた農業の町です。
標高が比較的高いため、昼夜の寒暖差が大きく、作物にとって理想的な環境が整っています。

寒暖差があると、昼間に光合成で作られた糖分が夜に逃げずにしっかりと蓄えられるため、野菜の甘みが増すのです。

これはリンゴやブドウなど果物にも共通する「美味しさの秘密」🍎🍇。

キャベツも同じく、この自然のサイクルでぐっと旨みが引き出されます。


東京ドーム17個分の広大な畑 🌾

 

ミウラ農場の畑は、なんと東京ドーム17個分にも匹敵する広さを誇ります。
目の前に広がるキャベツ畑は壮観で、四季折々の景色が楽しめます。

  • 春 🌸 …雪解けとともに畑が息を吹き返し、苗の植え付けが始まる。

  • 夏 🌞 …キャベツの葉が青々と茂り、力強く育つ。

  • 秋 🍂 …収穫のシーズン。畑はキャベツの緑で埋め尽くされる。

  • 冬 ❄️ …一面が雪に覆われ、自然の休息時間となる。

 

自然の変化を体いっぱいに感じながら働けることは、農業の醍醐味でもあります。


土づくりへのこだわり 🌍

 

「良い野菜は良い土から」――これは農家にとって普遍の真理です。
ミウラ農場では堆肥や有機質を用いて土を育て、フカフカで栄養豊富な土壌を維持しています。

キャベツは根をしっかり張ることで大きく美味しく育ちます。

根が深くまで伸びやすい柔らかな土をつくることが、丈夫で甘みのあるキャベツづくりの第一歩なのです。


清らかな水と澄んだ空気 💧🍃

 

岩手の大自然がもたらす澄んだ水と新鮮な空気は、野菜にとって大きな財産です。
雪解け水や山から流れる清流はミネラルを含み、作物に命を吹き込みます。

また、都会に比べて空気が澄んでいるため、病害虫の発生も少なく、健康的な栽培が可能です。

人にも野菜にも優しい環境といえるでしょう。


人と自然が共に生きる農業 🤝🌿

 

広大な自然の中で野菜を育てることは、自然に学び、自然に生かされる営みです。
天候に左右される厳しさもありますが、それ以上に「自然と共に生きる」豊かさがあります。

ミウラ農場では、地域の人々とのつながりも大切にしながら、自然と調和する農業を続けています。


まとめ ✨

 

冷涼な気候、肥沃な大地、清らかな水と空気――岩手町の自然環境は寒玉キャベツを育てる最高の舞台です。


この環境があるからこそ、甘みと旨みが詰まったキャベツが育ち、全国の食卓を支えているのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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寒玉キャベツ栽培の鉄則 ~岩手の気候を活かすプロの技術~

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岩手県岩手郡を拠点に冬玉キャベツを栽培している

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寒玉キャベツ栽培の鉄則 ~岩手の気候を活かすプロの技術~

 

 

 

寒玉キャベツは、美味しさと保存性を兼ね備えた優秀な野菜ですが、
「甘くて締まりの良いキャベツ」を育てるには、いくつかの鉄則があります。


ここでは、岩手県での栽培に特化した、成功のための5つのポイントを紹介します。


■ 鉄則①:土づくりは「排水性と保水性のバランス」

 

寒玉キャベツは、湿害に弱く、乾燥にも弱いというデリケートな性質を持っています。
そのため、

  • 排水性の良い土壌(粘土質を避ける)

  • 堆肥で有機質を増やし、保水力を確保

が重要。さらに、pH6.0~6.5に石灰で調整することで、根の発達と病害対策ができます。


■ 鉄則②:播種と定植のタイミングを守る

 

寒玉キャベツの特徴は、春に種をまき、夏~秋に収穫するサイクル。

  • 播種期:3~6月

  • 定植期:5月中旬~7月初旬

  • 収穫期:7~10月

早まきしすぎるとトウ立ち(花芽形成)しやすく、遅れると玉が小さくなります。


■ 鉄則③:適正な間隔で植える

 

キャベツは、株間40~50cm、畝幅60~70cmが理想。


窮屈に植えると、結球不良や病気リスクが増加します。


■ 鉄則④:病害虫対策を徹底

 

キャベツ栽培の大敵は、ヨトウムシ・コナガ・アブラムシ

  • 防虫ネットで物理的防除

  • 生育初期の薬剤散布

  • 雑草管理で害虫の隠れ場所をなくす

さらに、連作障害を防ぐため、3年以上は同じ畑でキャベツを作らないのも鉄則です。


■ 鉄則⑤:収穫は「締まり具合」で見極める

 

収穫適期を逃すと、割れや品質低下の原因に。

  • 手で押して硬さを感じるタイミングがベスト

  • 外葉をしっかり残して収穫し、日持ちを良くする

収穫後は、冷暗所で保存すれば、岩手の寒冷な気候を活かして長期保存が可能です。


■ プロがやっている+αの工夫

 

  • 追肥は2回、結球期に重点的に施す

  • 灌水は乾燥時のみ、過湿は避ける

  • 出荷用はサイズを揃えるため、収穫時期を分散

こうした細やかな管理が、市場価値の高いキャベツを育てるポイントです。


まとめ

 

寒玉キャベツをうまく育てるためには、

  • 土づくり

  • 適期播種

  • 病害虫対策

  • 適正な植え付け間隔

  • 収穫タイミング

 

この5つの鉄則を守ることが不可欠です。


岩手の恵まれた気候を活かしつつ、しっかり管理することで、甘くて美しい寒玉キャベツが育ちます!

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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寒玉キャベツの歴史 ~岩手に根づく“甘さと旨み”の背景~

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寒玉キャベツの歴史 ~岩手に根づく“甘さと旨み”の背景~

 

 

キャベツといえば、日本の食卓に欠かせない定番野菜ですが、その中でも「寒玉キャベツ」は、特に甘みが強く、シャキシャキ感に優れた品種として知られています。


ここでは、寒玉キャベツの歴史をたどりながら、岩手県でどのように栽培文化が育まれてきたのかを詳しく見ていきましょう。


■ 1. キャベツの原産と日本への伝来

 

キャベツの原産地は地中海沿岸といわれ、紀元前からヨーロッパで食べられていました。


日本にキャベツが伝わったのは、江戸時代後期(18世紀)。ただし、この時のキャベツは「葉キャベツ型」で、現在のような丸い結球キャベツではありませんでした。

本格的に普及したのは、明治時代以降。西洋文化の流入とともに、結球するキャベツが導入され、洋食ブームとともに徐々に栽培が広がっていきます。


■ 2. 寒玉キャベツの誕生と特徴

 

寒玉キャベツは、一般的なキャベツよりも低温に強く、締まりの良い結球をするのが特徴です。

  • 葉が厚く、しっかりと巻く

  • 甘みが強く、煮込み料理にも最適

  • 保存性が高い

これらの特性から、寒冷地や雪国での栽培に向いており、東北地方を中心に発展しました。


■ 3. 岩手での栽培が広がった背景

 

岩手県は、冷涼な気候と肥沃な土壌に恵まれ、寒玉キャベツの栽培に適しています。

  • 春(3~6月)に種をまき、夏から秋(7~10月)に収穫

  • 冬に向けて甘みが増し、貯蔵にも強い

昭和期には、一戸町や八幡平エリアを中心に生産が拡大し、地域ブランドとしても定着。


現在では、岩手県産の寒玉キャベツは、漬物や鍋料理に最適な野菜として高い評価を得ています。


■ 4. 食文化と寒玉キャベツ

 

寒玉キャベツは、その甘さと歯ごたえから、家庭料理に欠かせない存在です。

  • ロールキャベツポトフなどの煮込み料理

  • 漬物(浅漬け、塩漬け)

  • 冬の鍋物や味噌汁

岩手では、雪国ならではの「保存野菜」としても活用されてきました。


長い冬を越すために、キャベツを丸ごと貯蔵する文化もあります。


■ 5. これからの寒玉キャベツ

 

現代では、寒玉キャベツは**機能性野菜(ビタミンC、食物繊維)**として注目され、健康志向の高まりとともに需要が増加。


さらに、岩手県内でも、産地直送やオンライン販売など、新しい流通形態でファンを広げています。


まとめ

 

寒玉キャベツは、ヨーロッパから伝わったキャベツが、日本の風土に合わせて進化し、岩手の気候と文化に根づいた野菜です。


次回は、この歴史を踏まえて、**「寒玉キャベツを栽培するための鉄則」**をプロの視点で解説します!

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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野菜嫌いを克服する調理の工夫

ミウラ農場、更新担当の岡です。

今回のテーマは「野菜嫌いを克服する調理の工夫」です。

「子どもが野菜を食べてくれない」「家族の誰かが野菜が苦手で…」というお悩み、よく聞きます。野菜嫌いの原因には味や食感、見た目などさまざまありますが、ちょっとした調理の工夫で驚くほど食べやすくなることもあります。今回は、野菜嫌いを克服するための具体的なアイデアをご紹介します。


1. 野菜の「見た目」と「切り方」を工夫する

細かく切る・すりおろす

  • にんじんやピーマンは細かいみじん切りやすりおろしにして、ハンバーグやカレーに混ぜると食べやすくなります

  • トマトが苦手な方には、角切りではなくペースト状にしてソースやスープに使うのがおすすめ

色や形で興味を引く

  • カラフルなパプリカやミニトマトを使うことで見た目が楽しくなり、食欲がわきやすくなります

  • 星型や花型の型抜きを使って、お弁当やプレートにのせるのも効果的です


2. 加熱して甘みを引き出す

生野菜は苦手でも、加熱することで甘みが増し、風味がやさしくなる野菜はたくさんあります。

  • 玉ねぎやにんじん:炒める・煮ることで自然な甘さが引き出される

  • ピーマン:苦味が気になるときは、じっくり炒めたり、チーズと一緒に焼くとコクが加わりやすい

  • トマト:加熱することで酸味が和らぎ、まろやかに

「野菜=苦い、青臭い」という印象を和らげるには、調理温度と時間がポイントです


3. 好きな味つけと組み合わせる

味つけにひと工夫加えることで、野菜を“ごちそう”に変えられます。

  • チーズを活用:グラタンやピザ風トーストにすると、苦手な野菜も食べやすくなります

  • カレーやミートソース:味がしっかりしているため、野菜の風味が目立ちにくくなります

  • マヨネーズや味噌マヨだれ:にんじんやセロリなどもディップで食べやすくなります

「食べ慣れた味」との組み合わせを工夫して、少しずつ野菜を取り入れてみましょう


4. 混ぜ込む・隠すテクニック

どうしても見た目で拒否されてしまう野菜は、料理に「混ぜ込む」「隠す」方法も効果的です。

  • ハンバーグ・つくね:ピーマンや玉ねぎ、にんじんをみじん切りで混ぜ込む

  • ホットケーキやパンケーキ:ほうれん草やかぼちゃをペーストにして生地に加えると、自然な甘みで食べやすくなります

  • ポタージュスープ:ブロッコリー、カリフラワー、にんじんなどをミキサーで滑らかにすると、野菜感が気にならず飲みやすい

「野菜を食べた!」という感覚よりも、「美味しかった」が先に来るようなレシピを心がけるのがコツです


5. 食育の視点で興味を持たせる

特に子どもの野菜嫌いには、「体験」が効果的です。

  • 一緒に料理をする:自分で切ったり盛り付けたりした野菜は、愛着がわいて食べやすくなります

  • ベランダ菜園を取り入れる:自分で育てた野菜は特別なもの。苦手意識がやわらぐきっかけに

野菜を「楽しく触れる存在」として感じることで、食べる意欲にもつながります


まとめ

  • 野菜の食感や風味を工夫し、食べやすく加工する

  • 加熱や味付け、組み合わせで印象を変える

  • 混ぜたり隠したりして少しずつ慣れさせる

  • 食育の観点から、野菜に興味を持たせることも大切

野菜嫌いは、調理と接し方次第で変えていくことができます。少しずつ無理なく、でも楽しく取り入れていきましょう。

次回の「野菜の知恵袋」では、「野菜と保存食:長く楽しむ加工の知恵」をテーマにお届けします。どうぞお楽しみに。

季節ごとの野菜の選び方と楽しみ方

ミウラ農場、更新担当の岡です。

今回のテーマは「季節ごとの野菜の選び方と楽しみ方」です。

スーパーでは一年中いろいろな野菜が手に入りますが、「旬の野菜」を知って食卓に取り入れることで、味も栄養も格段にアップします。今回は、四季それぞれのおすすめ野菜と、選び方・調理の楽しみ方をご紹介します。


1. 春(3月~5月)

冬の寒さが和らぎ、やわらかくてみずみずしい野菜が豊富になる季節です。

代表的な旬野菜

  • キャベツ

  • 新玉ねぎ

  • アスパラガス

  • 菜の花

  • スナップえんどう

選び方のポイント

  • 葉物はみずみずしく、緑が鮮やかでハリがあるものを選ぶ

  • 新玉ねぎは表面がツヤツヤしていて、やわらかいものが新鮮

楽しみ方

  • 春キャベツは生でも加熱してもおいしく、サラダや炒め物にぴったり

  • 菜の花はさっと茹でておひたしや辛子和えに


2. 夏(6月~8月)

日差しが強く、暑さに強い野菜が育つ季節です。水分やカリウムが豊富で、夏バテ対策にも効果的です。

代表的な旬野菜

  • トマト

  • きゅうり

  • なす

  • ピーマン

  • オクラ

  • とうもろこし

選び方のポイント

  • トマトはヘタがピンとしていて色ツヤのよいもの

  • なすは皮に張りがあり、ヘタのトゲが痛いほどの新鮮さが目印

楽しみ方

  • トマトやきゅうりは冷やしてサラダに

  • なすやピーマンは味噌炒めや揚げびたしで旨みが引き立ちます


3. 秋(9月~11月)

味覚の秋。実り豊かな季節で、根菜類や香りの強い野菜が登場します。

代表的な旬野菜

  • さつまいも

  • かぼちゃ

  • れんこん

  • ごぼう

  • しめじ・しいたけなどのきのこ類

選び方のポイント

  • さつまいもはふっくらと丸みがあり、ひび割れのないもの

  • れんこんは断面が白く、穴の周囲が黒ずんでいないものが新鮮

楽しみ方

  • 根菜は煮物やきんぴらにして、ホクホク感を楽しむ

  • きのこは炒め物や炊き込みご飯、スープで香りを活かす


4. 冬(12月~2月)

寒さの中で育つ野菜は、甘みが増して濃厚な味わいになります。

代表的な旬野菜

  • 白菜

  • 大根

  • ねぎ

  • ほうれん草

  • ブロッコリー

選び方のポイント

  • 白菜は葉がぎっしり詰まっていてずっしり重いもの

  • 大根は肌がなめらかで、先まで太さがあるものが良品

楽しみ方

  • 白菜や大根は鍋料理にして甘みを引き出す

  • ブロッコリーは茹でてサラダ、スープやグラタンにも


5. 季節の野菜を食べるメリット

  • 栄養価が高い:旬の野菜は太陽の恵みをたっぷり受けて育つため、栄養が豊富です

  • 価格が安定している:収穫量が多く、市場価格も手ごろ

  • おいしさが違う:香りや食感、甘みや苦みなどが最も際立つ時期

旬を意識することで、季節の移ろいを感じながら、体も心も健やかになります。


まとめ

  • 春はやわらかくて甘みのある葉物を楽しむ

  • 夏はみずみずしい野菜で涼しく栄養補給

  • 秋は根菜やきのこで食物繊維と旨みを

  • 冬は甘みの増した煮込み野菜をじっくり味わう

季節に寄り添った野菜選びで、食卓も暮らしもより豊かにしていきましょう。

次回の「野菜の知恵袋」では、「野菜嫌いを克服する調理の工夫」をテーマにお届けします。どうぞお楽しみに。

野菜くずを活用したエコな暮らし術

ミウラ農場、更新担当の岡です。

本日は「野菜の知恵袋」第6回をお届けします。
今回のテーマは**「野菜くずを活用したエコな暮らし術」**です。

料理をしていると必ず出る“野菜くず”。皮やヘタ、芯など、これまでは当たり前のように捨てていた部分にも、実は活用法がたくさんあります。ちょっとした工夫でごみを減らせるだけでなく、環境にも家計にもやさしい生活ができるんです。今回は、野菜くずを活用した実践アイデアをご紹介します。


1. 野菜くずで作る「ベジブロス(野菜だし)」

使うのは、にんじんの皮や玉ねぎの外皮、キャベツの芯、しいたけの軸、セロリの葉など。

作り方

  1. 清潔な容器に野菜くずをまとめて保存(冷蔵または冷凍)

  2. 鍋に水と野菜くずを入れ、弱火で30分ほど煮出す

  3. ざるでこして完成

塩や油を加えずに煮出すことで、スープやカレー、煮物などどんな料理にも使える自然派だしになります。野菜の旨みがぎゅっと詰まったベジブロスは、減塩にもなって健康的です。


2. 野菜くずで「再生栽培(リボベジ)」に挑戦

野菜くずから再び野菜を育てる「リボーンベジタブル=リボベジ」は、簡単で見た目も楽しいエコ習慣です。

再生しやすい野菜例

  • ねぎや小松菜の根元部分:水に浸けておくと再び葉が伸びてきます

  • にんじんや大根のヘタ:葉が再生し、サラダや薬味に使えます

  • 豆苗:一度刈り取った後も再び伸びてきます(2〜3回収穫可能)

毎日少しずつ伸びる様子を観察するのも楽しく、家庭菜園の第一歩にもおすすめです。


3. 野菜の皮を「おやつやふりかけ」に変身

捨ててしまいがちな皮にも栄養や風味がたっぷり詰まっています。ちょっと手を加えるだけで、おいしく食べることができます。

ごぼうやにんじんの皮チップス

  • 皮をよく洗って、細長く切る

  • オーブンやトースターでカリッと焼く(油で軽く炒めてもOK)

  • 塩やカレー粉で味付けしておやつに

だいこん・にんじんの皮ふりかけ

  • 細かく刻み、しょうゆ・みりんで甘辛く炒める

  • ごまやじゃこを加えると栄養バランスもアップ

お弁当のおかずやご飯のおともにぴったりの一品になります。


4. 野菜くずを「たい肥」にしてベランダ菜園に

家庭で出る野菜くずを堆肥化すれば、肥料として活用できます。

簡単コンポストの始め方

  • バケツや専用容器に生ごみを入れ、土やぬかと混ぜる

  • 空気を入れながら1〜2週間熟成させると、栄養たっぷりのたい肥が完成

  • ベランダ菜園や花のプランターに混ぜて使う

生ごみが減って、土も元気になる一石二鳥の活用法です。


5. まとめ

  • 野菜くずは「ごみ」ではなく「資源」

  • ベジブロスやリボベジなど、手軽に実践できる方法がたくさん

  • 食材を最後まで使い切ることで、環境にも家計にもやさしい暮らしが実現

毎日の料理にちょっとしたひと手間を加えるだけで、より豊かな食生活を送ることができます。

次回の「野菜の知恵袋」第7回では、**「季節ごとの野菜の選び方と楽しみ方」**をテーマにお届けします。どうぞお楽しみに。

野菜を使った手作り調味料アイデア

 

ミウラ農場、更新担当の岡です。

本日は「野菜の知恵袋」第5回をお届けします。
今回のテーマは**「野菜を使った手作り調味料アイデア」**です。

日々の料理に欠かせない調味料。実は、身近な野菜を使って、簡単にオリジナルの調味料が作れることをご存じですか?
香りや風味、栄養もプラスされて、いつもの料理がワンランクアップ。今回は、家庭で気軽に作れる野菜を使った調味料をご紹介します。


1. 玉ねぎドレッシング

甘みと旨みの強い玉ねぎは、調味料に最適な野菜です。

材料(作りやすい分量)

  • 玉ねぎ:1/2個

  • 酢:大さじ3

  • 醤油:大さじ2

  • サラダ油(またはオリーブオイル):大さじ2

  • 砂糖:小さじ1

作り方

  1. 玉ねぎをすりおろすか、みじん切りにしておく

  2. 材料すべてを混ぜ合わせる

  3. 冷蔵庫で保存し、数時間おくと味がなじんで美味しくなる

サラダはもちろん、冷ややっこや蒸し鶏、焼き魚にもよく合います。


2. にんじん味噌だれ

にんじんの自然な甘さと味噌のコクが相性抜群の万能だれです。

材料

  • にんじん:1/2本

  • 味噌:大さじ2

  • みりん:大さじ1

  • 砂糖:小さじ1

  • 水:大さじ2

作り方

  1. にんじんをすりおろす

  2. 鍋にすべての材料を入れ、弱火で煮る

  3. とろみがついたら完成

野菜スティックのディップや、ご飯のお供にぴったりです。


3. ピーマンのペーストソース

余りがちなピーマンを使った、栄養たっぷりのペーストソース。パンにもパスタにも使えます。

材料

  • ピーマン:2個

  • にんにく:1かけ

  • オリーブオイル:大さじ2

  • 塩:小さじ1/2

  • こしょう:少々

作り方

  1. ピーマンを細かく切り、フライパンでにんにくと一緒に炒める

  2. 少し冷ましてからミキサーでペースト状にする

クセの少ない味なので、トーストに塗ったり、パスタに和えるのもおすすめです。


4. トマトの万能ソース

トマトの旨味を凝縮したソースは、洋風にも和風にも使えます。

材料

  • トマト(完熟):2個

  • 玉ねぎ:1/4個

  • にんにく:1かけ

  • オリーブオイル:大さじ1

  • 塩:小さじ1/2

  • こしょう:少々

作り方

  1. トマトは湯むきしてざく切り、玉ねぎ・にんにくはみじん切りに

  2. フライパンで材料をすべて炒め、弱火で煮詰める(約10分)

冷蔵庫で3〜4日保存可能。パスタ、ピザ、スープ、魚料理のソースとして大活躍します。


5. 野菜調味料の保存のコツ

  • 清潔な密閉容器に入れて冷蔵保存

  • 3〜5日以内に使い切る

  • 冷凍保存も可能(製氷皿で小分けにして凍らせると便利)


まとめ

  • 野菜は調味料にすることで、風味も栄養もアップ

  • 簡単な材料と手順で、自家製ソースやドレッシングが作れる

  • 食事のバリエーションも広がり、減塩や無添加にもつながる

料理のアクセントに、手作りの「野菜調味料」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

次回の「野菜の知恵袋」第6回では、**「野菜くずを活用したエコな暮らし術」**をテーマにお届けします。どうぞお楽しみに。

家庭で簡単に始められるベランダ菜園のすすめ

ミウラ農場、更新担当の岡です。

本日は「野菜の知恵袋」第4回をお届けします。
今回のテーマは「家庭で簡単に始められるベランダ菜園のすすめ」です。

最近は、スーパーで買うだけでなく「自分で野菜を育てたい」と考える方が増えています。でも、「畑がない」「難しそう」と感じている方も多いのではないでしょうか?
実は、ベランダやちょっとしたスペースがあれば、家庭菜園は十分可能なんです。今回は、初心者向けにベランダ菜園の始め方をご紹介します。


ベランダ菜園のメリット

スペースが小さくてもOK

  • プランターや鉢植えで育てられるので、広い場所は不要

  • 少しの日当たりと風通しがあれば始められる

採れたての野菜が味わえる

  • 収穫したての野菜はみずみずしく、風味も格別

  • 育てた分だけ無駄がなく、食べきりやすい

子どもとの食育にもぴったり

  • 成長の様子が目に見えるため、楽しみながら学べる

  • 食への関心も高まる


初心者におすすめの野菜

まずは、手間が少なく育てやすい野菜から始めてみましょう。

リーフレタス

  • 種まきから収穫まで1か月ほど

  • 少しずつ葉を摘み取って長く楽しめる

  • 日当たりが良ければ通年で育てやすい

ラディッシュ(はつか大根)

  • 名前の通り約20日で収穫可能

  • 成長が早く、成功体験を得やすい

バジルや青じそなどのハーブ類

  • 香りが良く、料理のアクセントに最適

  • 害虫に強く、育てやすい

ミニトマト

  • 初心者にも人気

  • たくさん収穫できて食べごたえあり

  • 支柱やネットを使って支えると育ちやすい


必要な道具と準備

ベランダ菜園に必要なのは、基本的に以下のものだけです。

  • プランターまたは鉢

  • 野菜用の培養土

  • 肥料(緩効性タイプが便利)

  • 種または苗

  • ジョウロまたはペットボトルを活用した水やり容器

※防虫ネットや支柱もあると便利です(特にミニトマトなどにはおすすめ)


栽培のポイント

日当たりと風通しを確保

  • ベランダの中でもできるだけ日当たりの良い場所を選びましょう

  • 風通しが悪いと病気の原因になるので、鉢は密集させすぎないのがコツ

水やりは朝に

  • 朝の時間に水を与えると、日中の蒸れや病気を防ぎやすい

  • 土の表面が乾いてきたらたっぷりと

観察を習慣に

  • 葉の色や虫の発生などをチェックすることで早期対処が可能

  • 毎日少しずつでも目を向けることが元気な野菜づくりのコツ


気軽に始めて、暮らしに「育てる楽しさ」を

ベランダ菜園は、野菜を“買う”から“育てる”という楽しみに変えてくれます。
育てた野菜で料理をすれば、美味しさも喜びも倍増です。

まずは、1種類の野菜から気軽にチャレンジしてみてください。


次回の「野菜の知恵袋」第5回では、「野菜を使った手作り調味料アイデア」をテーマにお届けします。ぜひお楽しみに。

野菜の栄養を最大限に引き出す調理法

ミウラ農場、更新担当の岡です。

本日は「野菜の知恵袋」第3回をお届けします。
今回のテーマは「野菜の栄養を最大限に引き出す調理法」です。

せっかく野菜を食べるなら、栄養をしっかり摂りたいですよね。でも実は、調理方法によっては大切な栄養が逃げてしまっていることもあります。今回は、野菜の栄養をムダなく摂るための調理のコツをご紹介します。


水に溶けやすい栄養素には注意

野菜に含まれるビタミンCやビタミンB群は水溶性なので、水にさらしたり、茹ですぎると流出しやすいという特徴があります。

対策ポイント

  • なるべく短時間で加熱する

  • 蒸す、電子レンジを活用する

  • スープにして汁ごと摂るのも◎

  • ブロッコリーは茹でるよりも、電子レンジで軽く加熱する方がビタミンCの損失を抑えられます。

  • ほうれん草などはさっと茹でた後、茹で汁を味噌汁に再利用すると栄養を無駄にしません。


油と一緒に摂ると効果的な栄養素も

ビタミンA・D・E・Kなどの脂溶性ビタミンは、油と一緒に摂ることで吸収率がアップします。

  • にんじんやかぼちゃの炒め物

  • 小松菜のごま油炒め

  • パプリカのオリーブオイル和え

こういった料理にすることで、ただの副菜でもしっかり栄養を体に取り込めます。


切り方でも栄養価が変わる?

野菜の切り方にも、栄養の残り方に影響があります。

ポイント

  • 細かく切りすぎると、断面から栄養が流出しやすい

  • ざく切りや大きめカットで加熱時間を短くすると◎

キャベツや白菜など、葉物野菜はざっくり切って軽く火を通す程度にするのがコツです。


野菜の皮も栄養の宝庫

皮には実は多くの栄養が含まれています。

  • にんじんや大根の皮には食物繊維やポリフェノールが豊富

  • じゃがいもの皮にもカリウムやビタミンCが含まれる

しっかり洗って、皮ごと調理することで栄養を無駄なく摂取できます。
特に国産野菜や農薬に配慮した野菜を選ぶと、安心して皮ごと使えます。


生と加熱、どっちがいい?

野菜によっては生のほうが栄養を効率よく摂れるものもあれば、加熱によって吸収が良くなるものもあります。

生で摂りたい野菜

  • レタス

  • キャベツ(ビタミンC摂取に)

  • きゅうり

加熱が向いている野菜

  • にんじん(βカロテンの吸収率アップ)

  • ほうれん草(シュウ酸を減らす)

  • トマト(リコピンの吸収率アップ)

日によって調理法を変えて、バランスよく摂取するのが理想です。


まとめ

  • ビタミンCなど水溶性ビタミンは「短時間加熱」+「汁ごと摂取」

  • 脂溶性ビタミンは「油と一緒に」

  • 皮や切り方にも工夫を

  • 生と加熱、それぞれの良さを活かして食べ分ける

栄養を逃さず、しっかり吸収できる食べ方を心がけて、毎日の食事をより健康的に楽しみましょう。

次回の「野菜の知恵袋」第4回では、「家庭で簡単に始められるベランダ菜園のすすめ」をテーマにお届けします。お楽しみに。