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野菜くずを活用したエコな暮らし術

ミウラ農場、更新担当の岡です。

本日は「野菜の知恵袋」第6回をお届けします。
今回のテーマは**「野菜くずを活用したエコな暮らし術」**です。

料理をしていると必ず出る“野菜くず”。皮やヘタ、芯など、これまでは当たり前のように捨てていた部分にも、実は活用法がたくさんあります。ちょっとした工夫でごみを減らせるだけでなく、環境にも家計にもやさしい生活ができるんです。今回は、野菜くずを活用した実践アイデアをご紹介します。


1. 野菜くずで作る「ベジブロス(野菜だし)」

使うのは、にんじんの皮や玉ねぎの外皮、キャベツの芯、しいたけの軸、セロリの葉など。

作り方

  1. 清潔な容器に野菜くずをまとめて保存(冷蔵または冷凍)

  2. 鍋に水と野菜くずを入れ、弱火で30分ほど煮出す

  3. ざるでこして完成

塩や油を加えずに煮出すことで、スープやカレー、煮物などどんな料理にも使える自然派だしになります。野菜の旨みがぎゅっと詰まったベジブロスは、減塩にもなって健康的です。


2. 野菜くずで「再生栽培(リボベジ)」に挑戦

野菜くずから再び野菜を育てる「リボーンベジタブル=リボベジ」は、簡単で見た目も楽しいエコ習慣です。

再生しやすい野菜例

  • ねぎや小松菜の根元部分:水に浸けておくと再び葉が伸びてきます

  • にんじんや大根のヘタ:葉が再生し、サラダや薬味に使えます

  • 豆苗:一度刈り取った後も再び伸びてきます(2〜3回収穫可能)

毎日少しずつ伸びる様子を観察するのも楽しく、家庭菜園の第一歩にもおすすめです。


3. 野菜の皮を「おやつやふりかけ」に変身

捨ててしまいがちな皮にも栄養や風味がたっぷり詰まっています。ちょっと手を加えるだけで、おいしく食べることができます。

ごぼうやにんじんの皮チップス

  • 皮をよく洗って、細長く切る

  • オーブンやトースターでカリッと焼く(油で軽く炒めてもOK)

  • 塩やカレー粉で味付けしておやつに

だいこん・にんじんの皮ふりかけ

  • 細かく刻み、しょうゆ・みりんで甘辛く炒める

  • ごまやじゃこを加えると栄養バランスもアップ

お弁当のおかずやご飯のおともにぴったりの一品になります。


4. 野菜くずを「たい肥」にしてベランダ菜園に

家庭で出る野菜くずを堆肥化すれば、肥料として活用できます。

簡単コンポストの始め方

  • バケツや専用容器に生ごみを入れ、土やぬかと混ぜる

  • 空気を入れながら1〜2週間熟成させると、栄養たっぷりのたい肥が完成

  • ベランダ菜園や花のプランターに混ぜて使う

生ごみが減って、土も元気になる一石二鳥の活用法です。


5. まとめ

  • 野菜くずは「ごみ」ではなく「資源」

  • ベジブロスやリボベジなど、手軽に実践できる方法がたくさん

  • 食材を最後まで使い切ることで、環境にも家計にもやさしい暮らしが実現

毎日の料理にちょっとしたひと手間を加えるだけで、より豊かな食生活を送ることができます。

次回の「野菜の知恵袋」第7回では、**「季節ごとの野菜の選び方と楽しみ方」**をテーマにお届けします。どうぞお楽しみに。