
皆さんこんにちは!
岩手県岩手郡を拠点に冬玉キャベツを栽培している
ミウラ農場、更新担当の富山です。
キャベツといえば、日本の食卓に欠かせない定番野菜ですが、その中でも「寒玉キャベツ」は、特に甘みが強く、シャキシャキ感に優れた品種として知られています。
ここでは、寒玉キャベツの歴史をたどりながら、岩手県でどのように栽培文化が育まれてきたのかを詳しく見ていきましょう。
キャベツの原産地は地中海沿岸といわれ、紀元前からヨーロッパで食べられていました。
日本にキャベツが伝わったのは、江戸時代後期(18世紀)。ただし、この時のキャベツは「葉キャベツ型」で、現在のような丸い結球キャベツではありませんでした。
本格的に普及したのは、明治時代以降。西洋文化の流入とともに、結球するキャベツが導入され、洋食ブームとともに徐々に栽培が広がっていきます。
寒玉キャベツは、一般的なキャベツよりも低温に強く、締まりの良い結球をするのが特徴です。
葉が厚く、しっかりと巻く
甘みが強く、煮込み料理にも最適
保存性が高い
これらの特性から、寒冷地や雪国での栽培に向いており、東北地方を中心に発展しました。
岩手県は、冷涼な気候と肥沃な土壌に恵まれ、寒玉キャベツの栽培に適しています。
春(3~6月)に種をまき、夏から秋(7~10月)に収穫
冬に向けて甘みが増し、貯蔵にも強い
昭和期には、一戸町や八幡平エリアを中心に生産が拡大し、地域ブランドとしても定着。
現在では、岩手県産の寒玉キャベツは、漬物や鍋料理に最適な野菜として高い評価を得ています。
寒玉キャベツは、その甘さと歯ごたえから、家庭料理に欠かせない存在です。
ロールキャベツやポトフなどの煮込み料理
漬物(浅漬け、塩漬け)
冬の鍋物や味噌汁
岩手では、雪国ならではの「保存野菜」としても活用されてきました。
長い冬を越すために、キャベツを丸ごと貯蔵する文化もあります。
現代では、寒玉キャベツは**機能性野菜(ビタミンC、食物繊維)**として注目され、健康志向の高まりとともに需要が増加。
さらに、岩手県内でも、産地直送やオンライン販売など、新しい流通形態でファンを広げています。
寒玉キャベツは、ヨーロッパから伝わったキャベツが、日本の風土に合わせて進化し、岩手の気候と文化に根づいた野菜です。
次回は、この歴史を踏まえて、**「寒玉キャベツを栽培するための鉄則」**をプロの視点で解説します!
次回もお楽しみに!
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岩手県岩手郡を拠点に冬玉キャベツを栽培しております。
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